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賞与を払う5つのポイント

賞与を算定する基礎給を工夫

実際の基本給を元に賞与を算出していたら、こうなってしまった! 
算出方法を工夫するべきだった

58歳(男性・勤務年数40年・高卒・現業職)は基本給30万円+時間外手当10万円で賃金総額が40万円。賞与は基本給の3ヵ月分で90万円。年収は570万円。

35歳(男性・勤務年数5年・大卒・課長)は基本給25万円+管理職手当5万円で賃金総額30万円。賞与は基本給の4ヵ月分で100万円。年収は460万円。

一般社員には上限を 管理職には下限を

基本給が年功序列だから、賞与まで年功序列になってしまう。それを直したい。

賞与を計算する基礎となる賃金に工夫を凝らすと良いだろう。例えば次のような形だ。

実際の賃金
(見直し前)
  (見直し後)
課長
基本給25万円×月数
   → 基本給40万円×月数
☆下限を設ける
一般社員
基本給30万円×月数
   → 基本給25万円×月数
☆上限を設ける

基本給の実態 25万円未満が7割 30代男性

一般男性社員の基本給は『25万円』という金額を境目にして検証すると、そこには大きな年代格差がある。愛知県版のデータから。

  25万円以上 25万円未満
30代 30% 70%
50代 61% 39%