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賞与を払う5つのポイント

「1人あたり粗利益」を公開して目標を共有

最近、よくみる事例。仕事は多少戻ったが儲からない現実!

残業代が多く出ていて、5万円ぐらいはザラで、なかには10万円以上の人も。ところが賞与は寸志程度しか出ていない。

つまり、会社は儲かっていない。多忙だけれども、さっぱり儲かっていない。

「もっと頑張って欲しい」という社長、「我々はこんなに働いているのに」という社員、その両者の間に大きな溝が生まれ大きくなりつつある。

これからは社員1人あたりの粗利益を公開し、目標を共有することが必要だ。

「1人あたり」(時間ベース)で目標設定する

週40時間以内というのは、月間では173時間以下になります。そこで、例えば「173時間=1人」とカウントすれば良いです。

このように1人単位で生産性を把握するのが一番わかりやすいです。

「1人あたり」(人件費ベース)で目標設定する

「1人あたり」というは「人件費ベース」で把握する方法もあります。それは「年間500万円をもって1人とする」などと決めれば良いでしょう。

人件費 ÷ 年間500万円 = 正味人数
粗利額 ÷ 正味人数 = 1人あたり粗利

人件費の計算の仕方

人件費に入れるモノ
給与、賞与、退職金掛け金、法定福利費、人材派遣
人件費に入れないモノ
オーナーの役員報酬(オーナーは1人とみなす方法もある)
《例》
「従業員の人件費1億円+オーナー役員報酬2000万円」だった場合は「従業員の人件費1億円÷500万円=20人」「オーナー2人」ということで、22人の会社とみなす